「技術を伝えるテクニック」という本を読んだので感想書くぞい。
こんにちはnasaです。
技術書店8の二日目(2020年3月1日)に本を出す予定なのですが、進捗芳しくありません、、、、(ひーーん)
まだ、テーマを考えている段階ですが、せっかく本を書くのであれば読んだ人に伝わりやすい文章を書きたい。そして、面白かった!、分かりやすかった!、学びになった!とポジティブは反応を得たいと思っています。
そして、今年(2020年)は勉強会での登壇を機会を増やして行きたいとも思っています。そのときに分かりやすく伝わる発表が出来ればなーとも思っていました。
そう思っている矢先に、今の自分にドンピシャな本と出会いました。
「技術をつたえるテクニック ~分かりやすい書き方・話し方~」という本です。すぐに買いました!
今回の記事ではこの本を読んでの感想、学びなどを書いていこうと思います。
どんな本? 3行で
- 技術を文章または発表で伝えるときに、分かりやすく使えるためのテクニックがまとまっている本。
- 50ページほどなので10分もあればサクサクっとお手軽に読める本。
- 伝えるテクニックだけでなく、教わるときの聞き手としてのテクニックも書いてる本。(「教わり上手を始めよう」という章がある。)
印象に残ったことを3つ挙げる
印象に残った言葉を3つ挙げるなら、次の3つです。
伝聞をそのまま情報 源にするのではなく、きちんと一次情報に当たるか自分で動作確認をしましょう。
はい。そのとおりですね。Qiitaやブログを読んでその情報を鵜呑みにして、自分の記事に書いてしまうことが多々ありました。が、それでは情報の信頼性、正確性は低くなってしまうと思います。
勉強会での登壇や技術ブログを書くときは必ず一次情報を調べる、もしくは一次情報を調べていないことを明記しようと思いました。
「行動に移す時が来たということを知った」よりも「行動に移す時が来たと 知った」の方が、「説明することができる」よりも「説明できる」の方がずっと簡潔 です。
ボクは、「説明することが出来る」のような冗長な文章を書きがちなので、この言葉を読んで「ハッ!」となりました。ついつい、「ということ」や「することができる」など長くなりがちな表現を使ってしまいがちですが、これらの長い表現は短い言葉で代替できるはずなので、短い表現を使うように心がけたいと思いました。
「恐らく」「と思われる」「らしい」「など」「やや」「おおよそ」「少し」のように、 つたえたいことをぼやかして不明確にしてしまう言葉を安易に使わないようにしま しょう。
何かを予想するときに上記のような「らしい」、「恐らく」と言った言葉を使うのは良いと思います。
ですが、説明の場面では話は変わってきます。例えば次のような技術の説明を聞いてどう思いますか?
「OSとは恐らくオペレーティングシステムの略と思われる。」
「Rustは強い型システムをもったプログラミング言語らしい。」
あんた、本当に知ってるの?と思われそうな説明ですね。
このような言葉を自然と書いてしまう箇所は、「書いている人も実は理解できていない」、「一次情報の確認ができていない」ケースが多いと、この本には書いてありました。
うむ。気をつけねばと思いました。
まとめ
とにかく、ぱぱっと読める分量なので読んでみてほしいです。お値段も千円程度ですので。
今回、「印象に残ったこと」で挙げたものは1章の「技術を分かりやすく伝える」から取り上げました。
他にも「技術を登壇で分かりやすくつたえる」や「教わり上手をはじめよう」など、書くとき以外でも使えるテクニックがまとまっているので、一度読んでみると面白いのではないでしょうか。
内容としては、目新しいものはとくに無いのですが、「実践できてるか?」と自分に問いかけるいい機会になると思います。(ボクはなりました)
10分程度で読める分量なので、登壇や、技術書を出すたびに読みたい本です。