株式会社マネーフォワードを退職しました。

株式会社マネーフォワードを退職しました。

退職エントリーというやつを書いてみたいお年頃。こんにちはnasaです。

12月26日(3日前)が最終出社日でした。

大体1年半くらい働かせていただいたので、色々と感慨深いものがあります。 なので、いい機会なので、思いを綴っておきたいと思いました。

コレを書いているもう一つの経緯としては、「nasaくんに、せっかくだしインターンに対するフィードバックを書いて欲しい」と言われていましたが、社内ドキュメントのesaへの権限を失ってしまい、書けなくなりました。

なので、自分のブログに書こうと思い、書いています。

ボクが居たのは福岡オフィスなので、東京、京都オフィスは雰囲気が違うと思います。マネーフォワードに興味のある人はそれを念頭に置いて読んで下さい

今まで何をしてきたか

経費精算システムである、「MoneyForwardクラウド経費」の開発をやってきました。

これは主にRails,CoffeeScript、一部TypeScript(React)で書かれています。 ボクは基本的にバックエンド(Rails)を書いていました。と言ってもバックフロントで明確に分かれているわけではなかったので、どちらも触る必要がありましたが。

話は少し変わるんですが(興味ない人は「退職理由まで読み飛ばして下さい」) 面接や面談のときに「マネーフォワードではどんなことしてたの?」と聞かれると、「え、普通にRails書いて、ちょくちょくCoffeeとReact(当時はjsだった)を書いてます」と答えるんですが、最後のフィードバックのときに「もう少し、具体的にどんな事をしてたか聞かせてほしかったなー」と言われることがあります。

なので、今後、もう少し具体的なことを話せるように、何をしてきたのか振り返ってみようと思います。

まず列挙すると

  • 外国語対応(英語)
  • 税込、税抜の両方に対応した入力 + それぞれに伴う自動計算(React + Redux)
  • あとは、まじで話すこと無い。 etc

外国語対応

「外国語対応しました!」終わり。なんですけど、なるべく具体的に書いていこうと思います。

まず、言語設定はデフォルトでブラウザの言語設定にします。ブラウザはHTTPリクエストヘッダーに言語設定を含めてくれるので、それを読んで表示言語を切り替えるだけです。

また、ユーザーごとにUserSettingなどのテーブルがあるので、そこに言語設定用のカラムを生やして、そこに設定があればその言語を使用するように実装しました。

そこで初めてMySqlenumを使った記憶があります(朧気に)

はい、こんな感じです。

自動計算機能

MFクラウド経費には「支払依頼」という機能があり、入力された単価、数量、項目の種類に応じて、税金(源泉徴収税とかなんか色々)などの項目を自動で計算してあげる必要がありました。

また、これらは経費科目や税区分という項目によって変わってくるものです。計算もそうですが、「そもそも〇〇という税区分だとこのフォームは要らないから表示しない。」など、、、、

この機能は税込み入力には対応していましたが、これからボクが税抜入力に対応する必要がありました。

そして、複雑な処理をしているがゆえにコードも複雑でした、、、察して下さい。

で、まあ、やったことはこの複雑なコードを読み解いて適切なところに適切な処理を書いたと言った感じです。

etc

はい、色々やりました。話すこと無いです、、、

  • Controllerに乗っている検索処理をQueryObject化した
  • いくつかの画面を1から作った (検索処理入れたり、ページング処理入れたり。まあ普通のことしかしてない。)
  • N + 1のリファクタリング
  • なんか色々リファクタリング(何したか覚えてないけど何かした気がする)
  • 他なんか色々、、(GitHubの権限がないのでPRを振り返ることができなかった) -> 記憶にも残らないことを色々と

長々と書いてしまいましたが、やってきたことはこんな感じです。

普通にRailsやときどきReactを触っただけです。

退職理由は

適当に列挙するなら

  1. 時間がなくなってきた
  2. あまり業務に面白さを感じなかった
  3. 時給が低い(ような気がする)
  4. 週2,3日の勤務はきつい

時間がなくなってきた

なんかコレを書くと、「お前の時間管理が下手だ!」とか言われそうで書きたくなかったんですが、この理由が大きいと思います。

今年のサマーインターン中に、いろんな学生を見てきて、自分の実力の無さ、基礎知識のなさ、問題解決をするときの思考の遅さ、知見のなさ,etcを感じました。

こういったものは長期インターンに行ったからと言って身につくものではないと思います(もちろん、身につくところもあるかもしれませんが)

なので、他の情報系の学生が大学で学んでいるであろうことをもっと学ばなければならないと思いました。

よって、いまはバイトをするよりも基礎的な所を身につけるフェーズである。と思いやめることにしました。

あまり業務に面白さを感じなかった

プロダクトがよく分からんのです。コレに付きます。

大学生の皆様、経費精算したことありますか? ボクはないです。なのでこのプロダクトがいかに便利なのか、自分の作った機能は意味のあるものなのか、使いやすいのか。そういったものがよく分かりませんでした。

なので、開発にあまり面白さを感じられませんでした。

時給が低い(ような気がする)

実際に低いかは分かりません。*1。E社のCTOには「えっ!!」って声を出して驚かれました。きっと低いのでしょう。

また、同じ長期インターンの人で強い人が居たんですがその人もそんなに高くはない、、、 あまり、時給面では夢がありませんでした、、、

週2,3日の勤務はきつい

大体週15時間程度しか行ってませんでした。まあ、そら時給も上がらんわ。という感じですね。

これだけしか行ってないと、まあ進捗もあまり出ない(日数に比べて)し、大きなタスクも任せられないしという感じで、お互いに良いところがありません。後は日付が空いてしまうと、何やってたんだっけ?から始まるのが辛い

ちょっとしか行けずに申し訳ないなーという思いはずっとあったので、ちょっとしか行かないのであればやめたほうが良いわ!と思い、やめました。

良いところ

ヤバ、先に退社理由を書いたせいで悪いところしか言ってませんね、、、

これから、褒めちぎります。

社員さんはめちゃめちゃいい人しか居ないです。ボクが生意気に(ほんとに生意気でしたスミマセンでした)意見しても、普通に聞いてくれました。

また、「コレやってみたいです!」と言うと色々と挑戦させてもらえましたし、何より何もできないボクを働かせてくれたことには感謝しています。

大学1年生の冬から長期インターンとして雇ってもらっていたのですが、当時は本当に何もできず、教育期間を持っての採用でした。しかし教育期間中もお給金を貰うことができました。すごく感謝しています。

本も色々と買ってもらったし、Ruby Kaigiにも行かせてもらいました、インターンごときにここまでしてもらえるのか!?と驚くばかりです。

MFマジでいい会社。

これから

打倒、Treasure生。ということで、サマーインターンのTreasureであった人たちに追いつけるように頑張っていきたいと思います。

最後に

1年半、ほんとにお世話になりました。MFの皆さん!また普通に福岡の勉強会で会うと思うのでよろしくおねがいします。

*1:210.2くらい