Rustの2019 Roadmapが出ましたね。

Rust 2019 Roadmap!

最近読んだのでツラツラとまとめます。 訳ってわけじゃないので、個人的に興味のあるところを書いただけなので

https://github.com/rust-lang/rfcs/blob/master/text/2657-roadmap-2019.md

英語苦手で誤解とかあるかもだからちゃんとしたのが知りたい人はココ読んでな

ぱぱっと読みたい方はこちら

とりあえず 2019 年は Rust にとって若返りと成熟の年になるようです。基盤の強化と負債(技術的 and 組織的)の返済に当てるとか、当てないとか。

Description

2018 edition のリリースは厄介な仕事だけど、大きな成功でした! でも、技術的にも組織的にも多くの負債を残してしまったのです、、、。

2019 年もまだリリースの年ですが、特定のものに限ります。今年は成熟、研磨、計画の仕上げの年にすべきです。

大きな新機能、大幅な変更、または古いコードを時代遅れにするような機能の開発を夢見る年ではありません

これを踏まえての各チームの計画です

Cargo

詳しくはココ

  • ロスコンパイルのサポート強化
  • プラグイン、カスタムコマンドのサポート
    • プラグイン、カスタムコマンドをサポートして、Cargo エコシステム強化
    • プラグインを見つけやすくする
    • cargo の一部にライブラリ用の crate を用意して、プラグインの作成を簡単に
  • コンパイル時間
    • crates.io からビルド用バイナリを配布するなどコンパイル時間を短縮する方法を調べる
  • 技術負債の返済
  • ほとんど完成している機能の仕上げ

Cimpiler

  • コンパイル時間を短縮し、より良いコードを生成する
  • IDE integration の改善
  • rustc のいち部をライブラリとして抽出する
    • 理解しやすく、維持しやすくなる
  • async fn のサポート、trait system の改善
  • ドキュメント、organization の改善

Working Group

非同期処理の基盤とエコシステム

  • async-await 構文など言語に属する要素に焦点を当てる
  • Tide web frameworkに焦点を当て、async-await を中心としたエコシステムの拡大

CLI apps

  • clap v3.0 の設計、メンテナンス
  • assert_cli などのテスト用クレート

WASM

  • ライブラリ、エコシステムの成長
  • マルチスレッド化
  • ツールチェインへいい感じのデバッグサポートをいれる

ベアメタル

セキュアコード

  • セキュリティパッチの配布
  • authentication コードの向上
  • unsafe コードの必要性を減らす
  • 標準ライブラリのより良い検証